●腎臓のことって知っていますか?


        

腎臓は、そらまめのような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器で、腰のあたりに左右対称に2個あります。
ここでは、腎臓が私たちの体において、どんな働きをしているかを説明します。


<腎臓の働き>

老廃物の処理、血液や体液のコントロール を行っている臓器で簡単に言ってしまうと尿を作る所です。
腎臓は1日にドラム缶(200リットル)8本分(1.6Kリットル)の血液を処理しています。
腎臓の機能が低下すると血液中の老廃物を体外に排出することが出来なくなってしまう為、体がむくんだり、ひどくなると、尿毒症で人工透析などを行わなくてはならなくなってしまいます。
そして、腎臓は1度壊してしまうと治らない臓器です。(正確にいうと腎臓の糸球体を壊すと再生できない)
腎臓は肝臓と同じくサイレンス臓器と呼ばれていて悪くなってきても痛みなどが出難いので半年に1度位の割合で尿検査をし、状態を知っておくことが必要です。(腎臓の機能低下は尿検査ですぐに分かります。)

(尿検査でタンパクが出ていたら糸球体が壊れてきている証拠すぐに専門医へ!)




腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれます。

また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きをしています。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物や毒素が体に蓄積し尿毒症になります。


慢性腎臓病などによって、この働きが悪くなると、排出されない老廃物が体に悪い影響を与え、あらゆる病気の原因に・・・!


腎臓は、塩分と水分の排出量をコントロールすることによって血圧を調整しています。

血圧が高いときは、塩分と水分の排出量を増加させることで血圧を下げ、血圧が低いときは、塩分と水分の排出量を減少させることで血圧を上げます。また、腎臓は血圧を維持するホルモンを分泌し、血圧が低いときに血圧を上げます。
腎臓と血圧は密接に関係し、腎臓の働きの低下によって高血圧になることもあります。
また、高血圧は腎臓に負担をかけ腎臓の働きを悪化させることもあります。

高血圧は、生活習慣病として注目されていますが、 実は生活習慣病と慢性腎臓病(CKD)には深い関わりがあります。



血液(赤血球)は骨髄の中にある細胞が、腎臓から出るホルモン(エリスロポエチン)の刺激を受けてつくられます。

腎臓の働きが悪くなるとこのホルモンが出てこなくなってしまうため、血液が十分につくられず貧血になります。



腎臓は体内の体液量やイオンバランスを調節したり、体に必要なミネラルを体内に取り込む役割も担っています。
腎臓が悪くなると体液量の調節がうまくいかないため、体がむくんでしまいます。また、イオンバランスがくずれると、疲れやめまいなど、体にさまざまな不調が現れます。

貧血やむくみは体からのSOSのサインです。
気になる症状があったり、不安を感じたりしたら、病院で診察を受けるようにしましょう。




骨の発育には複数の臓器が関わっています。その中でも腎臓は、カルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDをつくっています。
腎臓の働きが悪くなると活性型ビタミンDが低下し、カルシウムが吸収されなくなって骨が弱くなるなどの症状が出てきます。




<腎臓の機能低下の自覚症状> 腎機能障害

・手足がだるくなる
・スタイルが変わらないのに体重が増える
・手足がむくむ


<腎臓の血流悪化>血流悪化がまねく症状

・尿の異常(尿の泡が消えない(尿にタンパクが混じっているため))
・貧血(まぶたの裏が白い)

・高血圧(物が見えにくい(眼底に出血を起こすため))




<腎臓の機能チェック>以下のどれかが思い当たったら要注意!


・足のすね(足首の指3本くらい上の骨の上)を指で押してすぐにへこみが戻らない。
・トイレで尿の泡が尿をしおわった後だんだん増えてくる感じがし、泡が5分くらい消えない。
・尿の色が茶褐色(血が混じっている可能性がある)
・夜間に何度も(2回以上)トイレに行く。
・顔色が悪いと言われることがよくある。
・疲れやすい、疲れが抜けきらない事が多い、息切れすることがある。
・今まで履いていた靴や、していた指輪がきつくなった。むくみを感じる。

      



<腎臓の血流チェック> 眼底に血流が正しく流れているかのチェック

片方の目で新聞の真ん中を見ていて、四隅に付けたマークが確認できるか?
見え方が、正常は何かあるなと(ぼやっとでも良い)わかる。
異常は四隅のどれかが見えない。(血流を良くするには、腹巻きなどで肝臓を温める。)
     
                             

<腎臓の機能低下の対処法>

1.塩分を控えて果物(バナナ)を摂る。(バナナに多く含まれるカリウムにより利尿作用が促進される)    
             

   ただし、慢性腎炎など、腎臓病が確定している人は

カリウムを控えた方が良い(疲れている腎臓を働かさせ過ぎてしまい腎臓が休んで回復できない)


2.水分を多めに取り、トイレはなるべく我慢しないこと。

腎機能が低下している時に強壮剤(ドリンク剤)を摂るのは体の外に栄養分が排出されないので栄養過多になってしまう。

タンパク質を抑えた食事にする。

               

例えば、腎臓をザルのようなもの、網目のあるふるいだと思ってください。そして腎臓に流れ込む血液を玉石の混ざった土砂だと思ってください。

このザルで土や砂利やゴミなど(老廃物)をふるい落として捨て、大きくてきれいな玉石(血球や栄養成分)だけを残す仕事、これが腎臓の主な働きです。

新しいザルだとなんともない作業でも、傷み弱ったザルで同じことをするとどうなるでしょうか? 腎臓が悪いということは、このザルが傷み弱った状態です。傷んだザルの網目を沢山の土や砂利やゴミなどが通り抜けていくと、網目はますます傷み壊れていきます。ザルをこれ以上壊さないようにするためには出来るだけ網目を通り抜ける土や砂利やゴミなど(老廃物)を少なくしてやることです。あらかじめ土や砂利やゴミなど(老廃物)をある程度取り除いてから傷んだザルを使うのです。

つまり、口から入ってくる食品のうち、老廃物を作り出す食品を減らしてやればいいのです。これが「タンパク質を減らしましょう」といわれる所以であり、腎臓病の食事療法なのです。


               

老廃物が出ない食品には、どのようなものがあるのでしょうか?

脂質と糖質、そして、必要最小限量の良質なタンパク質です。

脂質と糖質とは、油、砂糖(はちみつ・水あめなど)、でんぷん類(春雨・くず・くずきり・片栗粉など)です。脂質と糖質には、もともとタンパク質が含まれないので老廃物が出ません。

それ以外の食品すべてにタンパク質は含まれています。肉や魚はもちろん、ご飯やパン、野菜や果物、コーヒーまであらゆる食品にタンパク質は含まれているのです。結局、出来る事は、昔から言われている様に、健康の為には「腹八分目に医者いらず」の様に、食事量自体を少し控えることにより、タンパク質量も減らせるという事です。

      


  腎臓は一度壊したら治らない臓器、軽んじないで、普段から、きちんといたわってくださいね!



<整体での肝臓へのアプローチ>

腎臓も肝臓同様 血液を通して濾過したり、中の成分を調整したり、原尿を作る臓器です。
いわばスポンジのような構造をしています。
このスポンジが小さなかすなどで汚れると、当然、血液は通過し難くなります。
これは、通過し難くなった分、腎臓の機能が低下していると同等の意味になります。
ですので、整体では、腰・背中の腎臓部分をほぐし、骨盤の可動を付けながら、ウエストを捻じるようにして腰周りの筋肉を緩和していきます。
この時、腎臓も捻られ、丁度、汚れたスポンジを水の中に入れて揉むようにされて、そのスポンジ状の場所に溜まった汚れが取れ、血液の通過がしやすくなります。これは、腎臓の機能が向上したと同等の意味になります。

また、全身の筋肉緩和を行い、体中の老廃物を取り除くことにより、腎臓の負担を軽くします。

そして、腎臓に関係するツボなどにより腎臓が元気になるように施術し・普段の生活での注意点や対処法を指導します。



   

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